『8823』
さよならできるか 隣近所の心
俺はこの環境から離れられるのか
隣人はみな優しく、とても心地よい
思い出ひとかけ 内ポケットに入れて
その思い出を俺の心に仕舞いこんで
ちょっとだけ、楽しかった思い出だけ
あの塀の向こう側 何もないと聞かされ
みんなにはあの塀の中は何もないって言われた
なぐさめ・・・なのだろうか
それでも感じる 赤い炎の誘惑
それでも俺には分かってる
あの儀式はいつも赤い炎が夜通し燃え盛っているものだと
誰よりも速く駆け抜け LOVEと絶望の果てに届け
人ごみを押しのけ進む
愛した分だけ大きくなった絶望の末の気持ちよ、君に届け
君を自由にできるのは 宇宙でただ一人だけ
君を自由にしていいのは俺だけだ
神様なんかじゃない
夜明けの匂いを 吸い込み すぐ浮き上がって
夜明けの真新しい空気を吸い込む
沈みきった気持ちもあっという間にハイになって
裸の胸が 触れ合ってギター炸裂!
僕のありのままの心が君に通じて、すべてがはじけ飛ぶ
僕の中にあった何かも一緒に吹っ切れた
荒れ狂う波に揺られて 二人 トロピコの街を目指せ
人生の荒波に二人一緒に揺られて生きよう
そして南の島を、楽園を目指そう
君を不幸にできるのは 宇宙でただ一人だけ
君の生死の鍵を握るのは俺だけだ
神様なんかじゃない
簡単なやり方でいいよ ガンダーラじゃなくてもいいよ
何も特別なものは望まないよ、君がいてくれれば
そこがユートピアじゃなくてもいいんだ
愚かなことだって風が言う だけど
逝ってしまった人を想うのは莫迦だと周りは言う
だけと・・・
誰よりも速く駆け抜け LOVEと絶望の果てに届け
誰よりも速く一生を駆け抜けた君
愛した分だけ大きくなった絶望の末の気持ちよ、君に届いてほしい
君を自由にできるのは 宇宙でただ一人だけ
君を自由にしていいのは俺だけだ
神様なんかじゃない
今は振り向かず8823 クズと呼ばれても笑う
だから今でも僕は君の事だけを想い続ける
莫迦だよ、でも周りになんと言われようとほうっておこう
死してなお君は俺を魅せる
そして 君を自由にできるのは 宇宙でただ一人だけ
君の運命を自由にしていいのは俺だけだ
神様なんかじゃ・・・ない
今は振り向かず君と・・・
周りは俺のことを変人だと言うだろう
だけど、今も君を・・・愛している
感想
「君」の死を目の前にして、壊れた主人公が垣間見えます。
愛しすぎたゆえの悲しい行動。
それは他人の目には異様な光景に映るのでしょう。
でも、主人公にとって愛は死さえ乗り越えられるものなのかもしれません。
それを自覚しているから、「クズと呼ばれても笑う」ことができるとも感じられます。
ただ、この笑いは自嘲の笑みとも読み取れますが・・・
今まで書いてきた中でもっとも曲のイメージを崩してしまったかもしれません。
はっきり言って僕の読み方は少し変というか、思い込みが激しいですから。
ここで謝っておきます、すみませんでした。