『グラスホッパー』
柔らかな魂で 混ぜあわせた秘密 裏通りを駆ける
優しい心で二人創り上げた恋
ひっそりと人知れずに生きる
ぶつかりすぎて ほら ひからびた唇 引き裂いてくダンボール
不器用な人間によくある日常
キスも出来ずに干からびてる唇
寝床もボロボロだよ
本当なら死ぬまで恋も知らないで
君がいなければ僕は何も知らないままに
力を抱えこんで 潰れてたかもね
有り余る欲情を押し殺し、ダメな人間になってたかもね
こっそり二人 裸で跳ねる
こっそり二人で愛をはぐくむ
明日はきっと アレに届いてる
明日はきっと、胸を張って生きられるようになってるさ
バッチリ二人 裸で跳ねる
しっかり二人で愛をはぐくむ
明日はきっと アレに届いてる 輝く虫のように
明日はきっと、胸を張って生きられるようになってるさ
バッタのように、雨露にぬれた草むらでも
冷たくしてごめんね 抱き上げて愛撫する 貧乏神 照らす
冷たくしてごめんね
抱き上げて大事に愛撫する
いくらしんどくても、こんな生活が大事だよ
桃の香りがして 幸せ過ぎる窓から 投げ捨てたハイヒール
桃源郷が見える窓から君はハイヒールを投げ捨てた
自分たちに格好のよさなんて要らないとでも言いたげな
転がる石 蹴とばして 苦笑い
素足で二人、道端の石を蹴飛ばして
お互いに馬鹿な道を選んだねって苦笑い
お茶を飲み 悶々となった 気持ちは捨てないで
デートで喫茶店に入り、君の身体を見つめた
君を愛しいと思う気持ちはずっと持ち続けて
こっそり二人 裸で跳ねる
人目につかないように二人、愛をはぐくむ
明日はきっと アレに届いてる
明日はきっと君の心に届くだろう
バッチリ二人 裸で跳ねる
ひそやかに、でも確実に二人、愛をはぐくむ
明日はきっと アレに届いてる 疲れも知らずに
明日はきっと君の心に届くだろう
走り続ける、立ち止まることなくひたすらに
バッチリ二人 裸で跳ねる
確実に、愛をはぐくむ
明日はきっと アレに届いてる 輝く虫のように
明日はきっと君に届くだろう
バッタのように、朝露にぬれた草むらのような世界で
感想
あえてエロティックな意味は出さずに解釈しました。
分かる人には分かると思います。
そういえば今回は久しく愛する者の死というテーマから外れて考えましたね。
死のことを考えると何かまた別の側面が見えてくるのかもしれません。
ちょっと即興っぽい出来になってしまいましたが、僕の中ではこんなイメージです。
しかし、バッタとたとえるマサムネさんのセンスが僕の理解を超えてます。