『ヒバリのこころ』
僕が君に出会ったのは 冬の終わりの事だった
こうしていると思い出す。
君と出逢ったまさに春になろうとしていたとき。
それは冬も終りを告げるころだった。
降り積もった角砂糖が溶け出してた
雪解けがそれを物語っていた。
白い光に酔ったまま れんげ畑に立っていた
柔らかいあたたかな日差しが僕を包んでいた。
僕はそれに身をまかせていた。
そして一面うす紫のシートに立ちつくしていた。
目をつぶるだけで遠くへ行けたらいいのに・・・
このまま目をつぶって夢の世界で生きられたらいいのに。
苦痛も悩みも何もない世界へ。
でも、そんなことはやっぱり夢だってわかってるんだ。
僕らこれから 強く生きていこう
僕らの今からすることはひとつ。
強く生きていこう。
踏まれても起き上がって花を咲かせるれんげのように。
行く手を阻む壁が いくつあっても
先の路をふさぐ壁が見えても。
それがどれだけあっても。
両手でしっかり 君を抱きしめたい
この腕で。
この体全体で。
君を抱きしめたい。
それで壁を乗り越える力をもらえそうだから。
きっと手に入れられるから。
涙がこぼれそうさ ヒバリのこころ
今のままじゃ悲しくて涙が出てくるよ。
空高く飛ぶヒバリみたいに・・・
声高くさえずるヒバリのように・・・
いろんなことがあったけど みんな元に戻っていく
君と出会ってから様々なことがあった。
そう、いろんなことが・・・
でも、また君に逢ったらすべてあのときに戻ってゆくよ。
ここにいれば大丈夫だと信じてた
君と一緒のところにいれば大丈夫だ思っていた。
何も考えず、君と一緒にいるだけで。
水槽の熱帯魚から 離れられなくなっていた
熱帯魚はずっと同じ所をまわっていた。
水槽の魚はひたすら同じところを泳ぎつづける。
それを僕は観つづけていた。
魚と自分の姿を重ね合わせたまま。
僕が僕でいられるような気がしてたのに・・・
君と一緒なら僕は僕でいれたのだろう。
狭い場所に閉じ込められたままの僕じゃない僕。
遠くで泣いてる 僕らには聞こえる
誰かが泣いている。
見えないところで。
でも、僕たちにははっきりと聞こえるよ。
魔力の香りがする 緑の歌声
普通の泣き声なんかじゃない。
それは魔力、僕らをあたためてくれる力。
緑の中から聞こえてくる声。
姿さえ見えないけど、透き通ったキレイな声が聞こえてくるだろう?
顔じゅういっぱい 僕に微笑んでよ
君の顔ぜんぶで。
体全体で、こころで。
僕に微笑みかけてよ。
全てを僕に向けて。
風に飛ばされるまで 気まぐれな蝶
何も無ければ勝手気ままに飛び回る。
自由に生きる君。
そんな君に憧れもいだく。
でも・・・
僕らこれから 強く生きていこう
これからは風にふかれてもこの足でしっかり立っていよう。
いろんなことがあってもくじけないで生きよう。
涙がこぼれそうさ ヒバリのこころ
苦しくて涙がこぼれそうになるだろう。
高みを目指して飛ぶヒバリのこころ。
ヒバリのこころ ヒバリのこころ
鳴きつづけるヒバリのこころ。
そんなヒバリを目指して・・・
感想
僕的にはいまいちな意味の付け方になってしまいました。
難しかったですね。
いつもはもっとすんなりかけるんですけど、今回は何度も書きなおしました。
でも失敗ですね、これは。
まだまだ修行が足りません。
っていうか、最後何度も言われると意味がつけづらくてもう・・・