『流れ星』

 

僕にしか見えない地図を拡げて独りで見てた

自分の進む道だ、どこに行ってもいいんだ。

誰にも相談せずにただ一人で考えてた。

同じ場所でただずっと。

目を上げたときにはもう 太陽は沈んでいた

やっと決心したときにはもう手遅れ。

結局今までの時は無駄な時間だった。

造りかけの大きな街は 七色のケムリの中

向かう先は僕の夢。

でも造りあげてきた街のような夢はもう手を伸ばすにはあまりにも遠かった。

虹の向こうにうっすらとしか見えない。

解らない君の言葉 包み紙から取り出している

それは僕に何を物語っているのか。

あきらめろというのか。

それともあがけというのか。

何の飾りもないそのメッセージは僕には届かない。

流れ星 流れ星 すぐに消えちゃう君が好きで

流れ星。

願い事をかけようとしてもすぐにいなくなってしまう。

だけど僕は追いかけた。

自分の夢を追うように。

流れ星 流れ星 本当の神様が

流れ星。

それは神様が遣わしたのかもしれない。

世界に星の数ほどある神と呼ばれる存在じゃなく本物の神様が。

同じ顔で僕の窓辺に現れても

たとえその神様が願い事を叶えようと僕の近くまで来てくれたとしても、

僕は流れ星を追いかけつづけるだろう。

君の中に棲むムカデにかみつかれた日

毎日を平凡に生きてきた。

そんなある日の夜。

ふと見上げた夜空にはひとすじの流れ星。

ひからびかけていた僕の 明日が見えた気がした

僕はショックを受けた。

退屈な時間の中で夢を見失いかけていた。

だけど、光は僕の進むべき道を明るく照らしてくれてるようだった。

誰かを憎んでいたことも 何かに怯えたことも

そうしたら自分の生きているところがいかに小さなことかを痛感した。

他人を憎み、嫌い、疎ましく思っていた。

いつ訪れるか分からない死に怯えていた。

全部すっとんじゃうくらいの 静かな夜に浮かんでいたい

でも、全てはこの夜空の下の小さなことだと気づいた。

ひどく静かな夜にそれに負けるとも劣らない心の静けさを重ねていた。

ただ、静かな時の流れに身をまかせたいと思った。

静かな時間の中で静かな世界に生きていたい。

流れ星 流れ星 すぐに消えちゃう君が好きで

流れ星。

すぐに消えていってしまう儚さに言葉がなかった。

僕もすぐに消えゆく運命なんだろう。

でも、そんな生き方も悪くはない。

流れ星 流れ星 本当の神様が

流れ星。

ただ一条の光。

それに人々は思いを馳せる。

願いをかける。

同じ顔で窓辺に現れても

流れ星を遣わされた神様が僕のすぐそばにいても、

願い事が何でも叶うような時代も。

僕はずっと叶わないかもしれない夢を追いかけよう。

 


感想

難しいです。
ホントこの一言に尽きます。
歌詞とかけ離れてもムリヤリ進めてるところがあります・・・
はっきり言って苦肉の策です。
「本当の神様が同じ顔で窓辺に現れても」のところもホントに苦労しました。
だから少しこじつけというかムリヤリというか・・・

 

戻る