『渚』

 

ささやく冗談でいつも つながりを信じていた

ちょっとした冗談・たわむれ。

ただその方法だけでしか彼女に嫌われていないことを確かめられない奥手な自分がもどかしい。

しかし、そんな僕に対する反応は悪くはなかった。

砂漠が遠く見えそうな時も

砂漠が見えるような状態=かなり切羽詰ったヤバイ状態にある自分。

そういう時でもいつも彼女を想っていた。

ぼやけた六等星だけど 思い込みの恋に落ちた

周りの人間は光り輝いてるのに、僕は目立たない存在。

そんな劣等感を感じる中で一人の女性を好きになった。

後で思えばそれは恋じゃなかったものだけれど、

そのときの僕はそれを独りで恋だと思っていた。

初めてプライドの柵を越えて

プライドという言葉にかざられた自分の殻。

自分をさらけ出して素直になることへの恐怖。

今までの自分とさよならして一つまた成長する。

風のような歌 届けたいよ

今までとは違う新しい僕を見て欲しい。

草原を駆ける風のように澄んだ気持ちを綴った歌を君に聞いて欲しい。

野性の残り火抱いて 素足で走れば

今までの気取った自分を捨てる。

僕の中に少しだけ残っていた素直な自分。

今はただその気持ちを大切にしたい。

柔らかい日々が波の音に染まる 幻よ 醒めないで

自分の思うままに行動する。

やっとこんな風になれたんだ。

p>お願いだから「今」が終わらないでくれ。

ねじ曲げた思い出も 捨てられずに生きてきた

自分が自分を好きになれなかった過去。

だからといってそれは自分が存在した証。

それは揺るぎようのない真実。

昔を捨てたと周りは言うが、僕はそんな勇気さえなかった。

ギリギリ妄想だけで 君と

昔を振り返っても何もない。

現実を見つめる、そんなこともできない。

だから僕は妄想の世界に行った。

その世界にも、君はいた。

水になって ずっと流れるよ

その世界の僕の心は水のように君の元に流れていく。

ただ、流れていく。

行き着いたその場所が 最期だとしても

君の元にたどり着いたことで僕が死ぬのだったとしても、

僕はかまわず、迷わずに君のところへゆく。

それほど君が好きなんだ。

柔らかい日々が波の音に染まる 幻よ 醒めないで

それほど君が好きなんだ。

そんな毎日に満足してる。

自分でも不思議なくらい穏やかな気持ちに慣れるんだ。

だから「今」よ、おわらないでくれないか。

渚は二人の夢を混ぜ合わせる 揺れながら輝いて

渚で二人の気持ちは。

渚の不思議な力に揺さぶられて、それでも僕らは輝く。

昔の僕とはまた違う、光っている自分と彼女。

輝いて・・・輝いて・・・

そう、ずっとずっと。

やっぱりこのときがいつまでも続いて欲しい。

この輝きがもっともっと増すように。

柔らかい日々が波の音に染まる 幻よ 醒めないで

この気持ちを忘れたくないよ。

この優しい気持ちを。

このまま「今」が続く事はないのは分かっているんだ。

時は流れゆく。

それは仕方のないことかもしれない。

でも僕は、「今」が終わらないことを祈り続ける。

渚は二人の夢を混ぜ合わせる 揺れながら輝いて

渚の力を信じよう。

この時がずっと続くように・・・

 


感想

意味を考えたものの第一号ですね。
今とあまり変わらないですね。
成長のあとがあまり見られないです・・・(苦笑)
でも、それなりに考えて書いてるものなので自分では満足な方です。

 

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