『さわって・変わって』

 

天神駅の改札口で 君のよれた笑顔

駅の改札で待ちあわせた

いつも遅れて場所に行く

待ちくたびれた君の少しいつもと違う笑顔が見える

俺を見つけたときに、何かから開放されたように見せる表情

行き交う人の暗いオーラがそれを浮かす

それはとても明るく、疲れ果てた世を照らす

そんな社会を生きる俺の毎日

闇に光る暖かさを持った橙色の炎

ぬるい海に溶ける月 絡まるタコの足

生ぬるい世界になじんでいる

抜け出すにも抜け出せない

何も見えない時間を生きていた

言葉より確実に俺を生かす

君の存在は、何よりも俺に命を与える

何も言わなくていい、ただ君がいてくれればいい

さわって 変わって 愛も花もない夜を越えて

俺は君に触れて変わった

愛も好きという感情もない時代をすごしていた

さわって 変わって 春が忍び寄ってくる心地

俺は君に触れて変わった

愛を感じ始めた

それは春を待つ気持ちと似ていた

優しい風 二人を包め

神様、どうか二人を見守っていてください

離れ離れになることのないように

もういいやとか言いたい時に こらえるオロかさで

もうキスしてもいいかなって思うときもある

でも、君に嫌われたらどうしようって思って、やめるんだ

ずっと後悔していた

3連敗のち3連勝して街が光る

そんなこともあったけど、我慢した分が後で大きな喜びになった

君が許してくれた、そして俺の世界が煌いた

さわって 変わって 絶えず転がる球をとめて

俺は君に触れて変わった

前はそんなことなかったけど、今は大事にしたいと思う人が出来た

自分の欲望を制し、君を愛するようになった

さわって 変わって 春が忍び寄ってくる心地

俺は君に触れて変わった

愛を感じ始めた

それは春を目前にしたときの気持ちと似ていた

優しい風 二人を包め

神様、どうか二人を見守っていてください

離れ離れになることのないように

さわって 変わって 愛も花もない夜を越えて

俺は君に触れて初めて変わった

愛も好きという感情もない日々は終わりを告げた

さわって 変わって 春が忍び寄ってくる心地

俺は君に触れて初めて変わった

冬が終わろうとし、春の足音が聞こえてくるような気持ち

優しい風 二人を包め

神様、どうか二人を見守っていてください

離れ離れになることのないように

言葉より確実に俺を生かす

行為は言葉より確実に俺に愛を感じさせる

せめて今は俺の世界だけでも君は生きていてほしい


感想

歌詞に何度も出てくる春ですが、どういうイメージで書かれたものなのでしょうか。
春といえば、単純にはプラスのイメージですよね。
逆に、慣れない状況や別れなど、マイナスの考えも自然とでてきます。
また、その二つが同居しているという考えでも歌詞は読めますね。
人それぞれの感性にお任せするということでこれは終わるしかないと思います。
言葉より〜っていうのは、やっぱり「君」を抱いていることが、何よりも愛を感じる瞬間だということでしょう。
これは、逝ってしまった「君」という存在がそこまで見えませんでした。
読もうとすればそうも読めますが、それはやっぱり曲解かなと思いました。
いつも曲解してる人間が何を言うかと言われるでしょうが、
今回はそのテーマは僕には見えなかったので、すみません。

 

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