『スピカ』

 

この坂道もそろそろピークで バカらしい嘘も消え去りそうです

僕のつらい道のりもそろそろなだらかになってきたみたいだよ。

君のためや僕のためについた嘘をもどうでもよくなってきてるだろう。

やがて来る 大好きな季節を思い描いてたら

もう少ししたら僕の大好きな季節が来る。

君とつきあいだしたあの時のことを思い描いていたら思ったんだ。

ちょうどいい頃に素敵なコードで 物凄い高さに届きそうです

あれからどれくらい経つのか、ちょうどいい時期だと思う。

君の素敵な声のおかげで視界も果てしなく広がりそうだ。

空高く飛び立ち、君の居る雲の上まで届きそうだよ。

言葉より触れ合い求めて 突き進む君へ

言葉なんてもういらない、嘘も全て分かっちゃうから。

今はただもう抱き合ってお互いを分かり合いたいよ。

そのときまで僕は君をずっと追い続けるよ。

粉のように飛び出す せつないときめきです

僕の中に収まりきらないせつめいときめきは、周りにふわって飛び出してるよ。

君に会えないから、こんなにも寂しいよ。

今だけは逃げないで 君を見つめてよう

今だけは現実から目をそらさないで、下を見ないで君を見つめていよう。

君を・・・今はもういない君を。

しんどくても悲しくても事実を受け入れよう。

やたらマジメな夜 なぜだか泣きそうになる

一人で過ごす夜。

ふと物思いにふけることもあるんだ。

そうしたら自分でもわかないけど、涙が止まらなくなるんだよ。

幸せは途切れながらも 続くのです

そんなとき、僕は自分に言い聞かせるんだ。

「幸せは途切れながらも続くのです」と。

だから今は少しの間途切れただけなんだ、と。

はぐれ猿でも調子がいいなら 変わらず明日も笑えそうです

社会という群からはぐれた僕でも調子がいいなら明日もきっと楽しく暮らせるだろう。

振り向けば優しさに飢えた優しげな時代で

世間を顧みれば誰もが優しそうに振る舞い、誰もが本当の優しさを欲していた。

夢のはじまり まだ少し甘い味です

でも僕らは夢見る事が出来るんだね。

こんな時代でも未来に希望を持てるんだよ。

割れ物は手に持って 運べばいいでしょう

実際夢はもろい物かも知れないよ。

でも、もろいからこそ大事に持ち続けていたい。

古い星の光 僕たちを照らします

ここに降り注ぐ星の光は僕らがまだ一緒に居たときのものかも知れない。

今君は遠い世界に居るけれど、確かに同じ時をすごしたんだ。

世界中 何も無かった それ以外は

あの時は君の存在が僕の世界そのもので、他に何もなかったよ。

南へ向かう風 流れる雲に

君だけが居ればそれでよかった。

いつか二人で行きたいなと話した南国の夢の島。

いつかはそこに辿り着く風、雲、空は世界中につながっている。

心の切れはしを 託したならば

叶わぬ夢となった今はせめて僕の気持ちを乗せていって欲しい。

そう思いつつ空を見上げ、願いを託す。

彼方へ・・・

君の気持ちも乗せて一緒に・・・彼方へ。

粉のように飛び出す せつないときめきです

僕の中に収まりきらないせつないときめきは、周りにふわって飛び出してるよ。

もう二度と君に会えないと知ったから、止むことはないだろう。

今だけは逃げないで 君を見つめてよう

今だけは現実から目をそらさないで、下を見ないで真実を見つめていよう。

君がもういないということを。

涙で目の前が霞もうと、じっと我慢するよ。

やたらマジメな夜 なぜだか泣きそうになる

一人で過ごす夜。

気づけば君の事を考えている。

我慢しようと誓ったはずなのに・・・なのに・・・

幸せは途切れながらも 続くのです

そんなとき、僕は自分に言い聞かせるんだ。

「幸せは途切れながらも続くのです」と。

だから今は少しの間途切れただけなんだ、と。

続くのです

もう一度・・・奇跡という名の幸せが僕に舞い降りることを願いながら・・・


感想

どこか解釈がズレてるような気がしますね。
もっと悲しいイメージが僕にはあるのですが、ほとんど表に出せませんでした。
「幸せは途切れながらも続くのです」の詞はスピッツの中でもっとも好きな歌詞の一つなんですが、上手くかけなくて非常にもどかしいです。
歌詞が全体的に丁寧語で綴られているのも何か気になります。
謝々!もそうですが、どうなんでしょう、この時期のマサムネさんは何か思いがあったのでしょうか。

 

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