『冷たい頬』
B_gooさんの投稿
あなたのことを 深く愛せるかしら
子供みたいな 光で僕を染める
君は何も言わなくなったていた。
けれど、いつか君が僕に言ったことを、また話してくれてる気がしたよ。
風に吹かれた君の 冷たい頬に
ふれてみた 小さな午後
まだ朝の雰囲気が少し残る肌寒い午後に、
それよりももっと冷たくなってしまった君のほっぺたにそっと・・・触れてみた
あきらめかけた 楽しい架空の日々に
一度きりなら 届きそうな気がしてた
そうすることで、楽しかったあの頃に戻れそうな気がしていたよ
誰も知らないとこへ 流れるままに
じゃれていた 猫のように
誰も入り込めない、二人だけでじゃれあっていたあの時に・・・
ふざけ過ぎて 恋が 幻でも
構わないと いつしか 思っていた
でも、いつからか僕はあの恋はもう戻ってこないことに気づいていた
壊れながら 君を 追いかけてく
それでも僕は君の幻想を追い続ける
近づいても 遠くても 知っていた
それが全てで 何もないこと 時のシャワーの中で
決して止まることのない時の中で、
それがどんなに無意味なことかは分かっていたけど・・・
夢の粒も すぐに 弾くような
逆上がりの 世界を見ていた
儚い夢はすぐに壊されてしまう、僕らが描く理想とはまったく逆の世界に僕らは立っている
壊れながら 君を 追いかけてく
近づいても 遠くても 知っていた
それが全てで 何もないこと 時のシャワーの中で
そんな世界で、ムダだと分かっているのに、僕は君を追い求めていた
さよなら僕の かわいいシロツメクサと
手帳の隅で 眠り続けるストーリー
そして僕は、ずっと持ち続けていた本当に小さな、儚い願いと心の片隅に置いてあった君との未来予想図にさよならを告げた
風に吹かれた君の 冷たい頬に
ふれてみた 小さな午後
僕は最後にもう一度だけ、温もりが戻ることがない、君の冷たい頬に触れて、君にもさよならを告げた。
風はまだ、肌寒かった。
感想
Bee(B_gooさんの解釈を読んで)
僕も同様、やはり逝った「君」の歌だと思います。
僕の解釈ではあまり出ていませんが、やはりこれぐらい前面に出した解釈の方が分かりやすいですね。
風が流れる草原で、「君」が横たわり、そのそばに「僕」がいる、そんな情景が想像できます。
そして、別れの色も強いですね。
「君」への思いを、断ち切ろうとしているような解釈ですね。