『不死身のビーナス』
メリーさんの投稿
雨降り朝までもう絶対泣かないで
君が出発するまで、例え悲しくても絶対泣かないよ
知らないどこかへ行っちゃうその前に
俺の知らない何処かへ旅立ってしまうその前に
二人で取り出そう恥ずかしい物語を ひたすら背中たたかれてバカな幸せ
二人で思いだそう、アルバムでも捲りながら
今思えば恥ずかしいような思い出を…
一緒にふざけ合ったりした幸せだったあの日を…
最低の君を忘れないおもちゃの指輪もはずさない
あの日必ず帰ってくると言ったくせに約束を破った君
そんな約束ですらはっきりと覚えているよ
今ではもうおもちゃ同然のこの結婚指輪もしっかりと薬指にはめてあるよ
不死身のビーナスいつでも傷だらけ
俺は君が生きていると信じているよ、例えどんな君の噂を聞いたとしても…
疲れた目と目でいっぱい混ぜ合って
疲れているくせにやたらと愛し合ったりして
矢印通りに本気で抱き合って
説明書どおりのような平凡な恋をして
さよなら
でもそんな思い出も全部捨てて、俺は君を忘れることにした
飲みほそう生ぬるい缶ビールを
自棄になって生ぬるい缶ビールを一気に飲み干した
君を忘れようとしてひたすら毎日酒に浸っていた
あくびが終わる 勢いでドアを蹴飛ばす
俺はいつの間にか長い間眠っていない事に気が付いた
こんなに長い時間が経ってもまだ君の事を忘れられずにいる俺に嫌気が差してドアを蹴っとばした
最低の君を忘れない 悲しい噂は信じない
あの日の約束を破った、いまだに帰ってこない君を、俺はまだ諦めきれないでいる
君が死んでしまったなんて、世間が例えそう言おうとも俺は絶対に信じない
不死身のビーナス明日も風まかせ
あいつは死んだりなんてしてない、きっとまだ何処かで旅をしているだけさ
二人で取り出そう恥ずかしい物語を ひたすら背中叩かれてバカな幸せ
二人で思い出していたね、アルバム捲りながら、そのことですらまた思い出に変わってしまった…
一緒にふざけ合ったりしたどうって事無い日常ですらも…
最低の君を忘れない おもちゃの指輪も外さない
結婚するはずだった…
そんな大事な約束を破った君なのに、俺にはどうしても忘れる事ができない
今となってはおもちゃ同然のこの指輪もまだ薬指にはめたままさ
不死身のビーナスいつでも傷だらけ
俺は君が生きていると信じているよ、例えどんな君の噂を聞いたとしても…
最低の君を忘れない 悲しい噂は信じない
最後の最後まで最低だった君を、俺はまだ忘れられないでいる
君が死んだなんて、そんな悲しい噂絶対に信じたりしない
不死身のビーナスネズミの街さびしい目で遠くを見てた
君はいつも都会のビルの屋上から
いつかこんな場所じゃなくて
もっと別の景色を見てみたいと言っていたね…
不死身のビーナス明日も風まかせ
きっと君は今、あの時言っていた通りに、色々な街を旅しているんだと…
俺はそう信じて、君の帰りを今もココで待っているよ
感想
メリーさん
私的にはこの曲は「結婚する直前に旅行に行った君が、そのまま帰らざる人となってしまった」という風に解釈しました。
周りの人から死んでしまったなどと言う噂を聞いても、あまりに唐突過ぎて、嘘みたいで信じきれずにいる「俺」。
そして結婚式の為に買った結婚指輪も、捨てられずに居る。…そんな感じです。
訳したのこれが初めてなんで、途中微妙なところもありますが。どうか許してください…。
Bee(メリーさんの解釈を読んで)
細かいところでは少しずつ違うところがありますが、悲しい噂などの解釈は共感できるところがあります。
不死身のビーナスという言葉に絞って考えますと。
ビーナス=君というところは疑いようのない場所だと思われますが、不死身なのです。
「俺」の中で不死身と考えるのが一番自然でしょうか。
いつか帰ってくることを信じて、待ち続けている。
そのビーナスのゆく場所は風しか知らない・・・って考えるのはちょっとおかしいでしょうか。
一度僕も解釈してみたい曲です。