『夢じゃない』

 

暖かい場所を探し泳いでた

僕のほしかったもの。

それは暖かな優しい心。

ずっと追い求めて何とか生きてきた。

最後の離島で

それを見つけたのは最後の聖域。

君の中だった。

君を見つめていた 君を見つめていた

だからその心をちょっとでも僕に分けてほしかった。

ただそのあたたかみに触れたかった。

気づけば君しか目に入らなかった。

同じリズムで揺れてたブランコで

君は何もしてなかった。

ただ一人で毎日を過ごしてるようだった

それはとても平和な日々だった。

あくびしそうな

そんな平和に身を置いていた君でもその世界に慣れきってはいなかった。

退屈そうにしていた。

君を見つめていた 君を見つめていた

だけど 僕はそんな君の心がよかった。

その暖かい心をずっと見ていた。

夢じゃない 孤りじゃない 君がそばにいる限り

探し物なんてもう見つからないのかと思っていた。

そんなものは僕の理想の中だけだと思い始めていた。

でも 今ならそうじゃないとはっきり言える。

君みたいな女性(ひと)がここにいるんだから。

いびつな力で 守りたい どこまでも

僕にとって君はあまりにも清い存在なんだ。

そんな君が汚されるのは見るに耐えないよ。

だからこんな僕でも君を守りたい。

君が君じゃなくなったら僕はもう二度とこの優しさに触れることはできないだろうから。

丘に登ったら いつか見た景色

ふと周りを見渡せば普段見ていたもの。

いつもどおりの毎日。

季節の魔法で

それが君と出会ってから見えなかった。

春の桜も 夏の緑も 秋の紅葉も 冬の雪も すべて。

ただ君を見つめていたと今になって気づいた。

君にうもれていた 君にうもれていた

君の存在が大きすぎて何も見えてなかった。

僕の中は君の暖かさでいっぱいで他のものが入る余地なんてなかった。

夢じゃない 孤りじゃない 君がそばにいる限り

でも今が幻じゃないことも分かってる。

そして僕が一人で生きているんじゃないことも。

君が 君の心が僕のそばにある限り僕はそれを信じて疑わない。

いびつな力で 守りたい どこまでも

君は僕の大切な宝物。

誰にも汚されたくないから君を守りつづけよう。

暖かい場所を探し泳いでいた

昔の僕は一生懸命に探していた。

これといった目的があったわけじゃなかった。

ただ暖かさに触れたい それだけだった。

最後の離島で

それは見つかった

見つけたのは誰にも汚されていない君の心。

その中に僕は探し求めていた暖かさを見出した。

君を見つめていた 君を見つめていた

その暖かさをずっと見ていた。

やっぱり僕のほしかったものだと思いながら。

ずっと見ていた。

夢じゃない 孤りじゃない 君がそばにいる限り

だからもうこれは夢じゃない。

そして僕も独りぼっちじゃない。

君がいてくれれば僕はそれでいい。

汚れない獣には 戻れない世界でも

僕が君と同じように綺麗なままでいることを望むのは不可能かもしれない。

でも君を守るためなら僕はなんだってするよ。

そう 君の心を守るためなら・・・

夢じゃない 孤りじゃない 君がそばにいる限り

もう今が夢だなんていわれてもこれっぽちもそう思わない。

僕がもう一度独りになることもありえない。

君が僕のそばにいてくれたらそれだけで全てが真実。

いびつな力で 守りたい どこまでも

この今を守るために僕は君を守る。

そしていつか君と一緒になれるように・・・

 


感想

これも難しかったです。
「いびつな力」とか「汚れない獣」とかわかりそうでわからなかったです。
結局は上のような感じになりましたが。
でも、しんどい意味なのは変わりないですね。

 

戻る